啓蟄(けいちつ)

2020/03/05(木)

新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、当神社におきましてもその対策として、境内の衛生管理(手水のひしゃく撤去、本殿への石段手すり、ドアノブ、蛙、社務所カウンター、玉串などの消毒)に努めていますが、国内では各種イベントの中止、無観客開催、休校などこれまでに経験したことがない対応となっています。世界、日本国民が連携して拡大防止に努めなければなりません。ところで、きょうは二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。「冬ごもりの虫が這い出るころ。大地が暖まり冬眠していた虫が動き出すころ」ということです。今年は暖冬で、啓蟄よりも早くから虫たちも活動しているようです。境内では先月末頃からウグイスが鳴き始めています。またトサミズキ(画像)も見ごろとなってきました。空調設備に頼り、季節を感じ取る感覚が退化している現代人と違い、冷房も暖房もない厳しい自然の中に生きる生命の偉大さを感じます。

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